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治療について

近視治療

近視には仮性近視と軸性近視があります

仮性近視
眼球の長さを眼軸長といいます。
仮性近視は近くを見すぎるため水晶体が近くをみつめた
状態でかたまった状態をいいます。
遠くを見た時も、遠方がぼやけて見えます。
軸性近視
眼軸の長い眼をいいます。
近くを見る事が原因と考えられています。
遺伝的要素も考えられています。
小学校から近視になる人もあり1度近視になるとだんだん進行して
20~25歳くらいまでは進みます。
近視の治療
遠方視の治療(ワック)やミドリンの点眼を行います。
ワックの効果をトライイリス(調節機能検査装置)で判定しながら
治療していきます。
当院ではワックの治療に力をいれています。
 
これらの治療は、理論上は仮性近視を治し
軸性近視に関しては発生や進行を防止すると考えられます。

ドライアイ

ドライアイは、涙の量が不足し、質のバランスが崩れることで眼の表面に傷が生じる病気です

原因としてパソコン等の使用で瞬きの回数がすくなくなり、
涙が蒸発しやすくなること、エアコンの使用による乾燥
リウマチ等の全身疾患があります。

症状として疲れやすい、乾く、かすんでみえる、ゴロゴロする
涙がでる、瞬きが多い、10秒以上眼を開けてられない
まぶしい、重い感じがする等があります。

治療として、人口涙液等の点眼の他、
涙の表層の油の成分の分泌を促し、蒸発を防ぐ温パック
涙の出口の涙点に栓をして涙の排出を遮断する涙点プラグの使用。
保湿用のメガネの装用等があります。
当院はこれらの治療を積極的に行い、治療に努めています。
また大学のドライアイ専門外来とも提携しています。

眼精疲労

いま、パソコン等の長時間作業の影響で、眼精疲労の人が増えています 1日の連続作業時間が長いほど訴えが多くなります

眼の症状として、眼精疲労、視力低下、かすむ、ぼやける、
痛み等があり、ひどくなると、近視、角、結膜炎、ドライアイが
発生し、さらに、ひたいの圧迫感、めまい、吐きけ、肩こり、
首から肩、腕や背中の痛み手指のしびれ等、体の症状や
イライラ、不安感、抑うつ状態など精神症状が出る事もあります。

予防として、1時間ごとに10~15分遠くの景色をながめたりして
眼を休めることが大切です。

当院ではビタミン剤の点眼、内服、適切なメガネ処方に加え、
ワックの機械(5分の使用で長時間遠くを見るのと同じ効果がでます)を使用し、眼精疲労の治療を積極的に行っています。

結膜炎

細菌性結膜炎
細菌性結膜炎は充血、黄色い目やに、涙、まぶたのはれが生じます。
抗菌薬を点眼します。
アレルギー性結膜炎
アレルギー性結膜炎は、花粉、ハウスダストが原因で痒みを
生じます。
流行性角結膜炎(はやり目)
流行性角結膜炎(はやり目)はウィルスが原因で結膜炎の症状が強く出ます。
1週間でピークを迎え、2~3週間で治ります。
リンパ節の腫れ、黒目の濁りが出る事があります。
免疫力がウィルスを退治するのを待ち、
細菌感染予防のため点眼します。
人に伝染するので特に注意が必要です。
せっけんと流水で手についたウィルスをよく洗い流しましょう。
目やにをふいたタオルなどから、ウィルスがうつりますので
ティッシュペーパーでふき捨てて、お風呂は最後に入りましょう。
学校や職場、プールは休みましょう。

白内障

正常な水晶体は透明で光をよく通します しかしさまざまな原因で水晶体が濁ってくることがあります これが白内障です

原因で最も多いのは加齢です、(加齢性白内障)
最近では、アトピー性皮膚炎や糖尿病などの合併症として
の発症が増えています。
眼のけがや、ステロイドの副作用から白内障を起こす場合もあります。
主な症状は、かすんで見える、まぶしくなる、
明るいとこで見にくい、2重に見える等があります。
治療としては、先ず点眼により、白内障の進行を遅らせます。
進行して日常生活に支障がでるようであれば、手術を行います。

当院では、川口市立医療センター、獨協医大越谷病院
日本医大付属病院等、高度医療機関と積極的に病診連携を行い、
手術患者を紹介しています。

緑内障

緑内障は、見える範囲(視野)が狭くなる病気です 眼圧が上昇する原発緑内障 眼圧正常で緑内障の6割を占める正常眼圧緑内障 外傷、ステロイド薬が原因の続発性緑内障があります

一般に自覚症状はほとんどなく、
視野も少しずつ狭くなっていくため
知らないうちに病気が進行している事が多くあります。
眼圧、眼底、視野検査等で診断し、
薬物療法、レーザー治療により治療します。

緑内障は失明原因の上位です。
定期的に眼科を受診し
早期に病気の進行をくい止めましょう。
40歳以上の人口のうち緑内障患者は20人に1人と多く
そのうち80%の人が緑内障に気がついていません。

当院では最新の視野検査機器、OCT(3次元立体解析装置)、
レーザー機器を備え、早期発見、早期治療に力を注いでいます。

加齢性黄斑変性

加齢性黄斑変性は、網膜の黄斑部の加齢で生じる疾患で、高齢者の主な失明原因です 高血圧、喫煙、カロチン、亜鉛不足、遺伝も関与しています

ものが、ゆがんでみえたり、中心や周辺部が欠けたりして
視力低下します。
急激に症状が出て、失明する可能性がある滲出型
進行が緩やかな萎縮型があります。

検査
眼底検査や蛍光眼底検査を行います。
OCT(3次元眼底像撮影装置)を使用し
網膜の断面図を超音波で表示し、異常を探します。
当院では最新のOCTを導入し、診断に力を入れています。
治療
光線力学的療法、レーザー光凝固術、経瞳孔温熱療法、薬物療法
経過
早期治療で視力は保てますので定期的に眼科受診しましょう。
穀類、貝、根菜(亜鉛)、や緑黄色野菜(カロチノイド)を食べましょう。

糖尿病眼検診

国内で糖尿病の可能性がある人は740万人といわれています

初期では自覚症状がほとんどないため軽視されがちですが、
全身にいろいろな合併症を引き起こします。
特に糖尿病網膜症は多くみられ、失明を含めた視覚障害として
最も多いことも知られています。

糖尿病の患者さんは、眼底出血(眼の中の網膜の出血)を生じます。
さらに新生血管が発生し破裂、出血し
硝子体出血、網膜剥離、視力障害、失明につながります。

初期の段階ではほとんど自覚症状がないため
患者さん自身が眼の異常に気が付くことは困難です。
このため、眼科で定期的な検査を受ける事が大切です。
当院では最新の眼底撮影診断装置(OCT)、
レーザー治療機器を備え糖尿病網膜症に対応しています。

お問い合わせ ご予約は048-298-5505

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